鬼怒川温泉の泉質

泉質は無色透明なアルカリ性単純温泉です。
北側の川治温泉と合わせて「傷は川治、火傷は滝(現在の鬼怒川温泉)」と言われ、火傷に対する効能が大きいとされています。

 

屋形風呂のある鬼怒川温泉仁王尊は自家源泉で、硫黄やナトリウムを含んだ硫酸塩泉・塩化物泉です。硫黄の匂いがあってぬるりと肌にまとわりつく湯は、ある意味温泉らしい湯の印象です。

鬼怒川温泉の歴史

鬼怒川温泉の発見は江戸時代前半の元禄時代といわれています。当時の源泉は鬼怒川右岸の滝村にあり、「下滝温泉」または「滝の湯」と呼ばれていました。明治2年に鬼怒川左岸で発見された「藤村温泉」と合わせて、のちに鬼怒川温泉と総称するようになるのですが、それは昭和に入ってからです。

 

また、鬼怒川温泉の近辺は日光御神領として統治されていたため、一般には開放されていませんでした。日光山の僧侶が湯治場として利用するというような、庶民には縁の薄い限られた人のみが知る温泉地だったのです。

 

一般の入浴が可能になった後、大正9年に藤原~今市間に鉄道が開通し、のちの東武鬼怒川線に受け継がれます。昭和入って東武鉄道の日光線が開通すると状況が大きく変わりました。東京からの交通網が整備されたことで渓谷の自然美とやわらかな温泉湯を求めて多くの人々が訪れるようになったのです。

 

現在では関東の奥座敷として、年間200万人以上が訪れる関東有数の温泉地となりました。

鬼怒川温泉の見所 観光名所

温泉街を中心に上流側の鬼怒川公園駅から下流側の鬼怒川温泉駅を超えたところまでに6つの橋がかかっています。それぞれの橋の趣が異なることに加え、橋上から眺める渓谷が四季折々異なる表情を見せるのが見所のひとつです。

 

 

くろがね橋
温泉街の中心にあって、5つの橋のうち最も古いのが大正三年にかけられたのがくろがね橋です。架けられた当時は日本でも珍しい鋼鉄製の橋だったことからその名がつけられました。温泉まんじゅうの湯気がのぼり、射的屋や土産物屋でレトロな温泉情緒も味わえます。鬼怒川温泉を紹介するときに、この橋から眺める風景がよく使われていて、橋も含めて鬼怒川温泉の象徴的な景観となっています。

 

 

滝見橋
くろがね橋の上流にあるつり橋です。ゆらゆらと揺れる橋は一度に渡れる定員が10名。橋の上から谷底の流れを見下ろすとスリル満点です。また橋の上では木々がせり出す感じの緑に包まれた渓谷美が望めます。

 

 

鬼怒岩橋
滝見橋の上流で温泉街の最北部、鬼怒川公園駅近くに架かる橋です。この付近は江戸時代は幕府直轄の領地であり、温泉奉行所もあって幕府の要人や日光山の僧侶達が湯治したと伝えられています。

 

 

ふれあい橋
くろがね橋の下流に平成に入ってから建設された新しい橋です。温泉街の広場的な意味合いも子込めて、中央にベンチが並ぶ歩行者専用の広い橋になっています。階段画や陶板版画が施され、日が落ちると欄干の街灯がやわらかな色を灯してロマンチックな雰囲気になります。

 

 

立岩橋
鬼怒川温泉駅のさらに下流側にある橋です。橋の下流に見える高さ百メートルの巨岩「盾岩」が橋の名前の由来です。鬼怒川ライン下りが急流をくだっていくさまも見ることが出来ます。見るだけでなく鬼怒川ライン下り体験そのものも、鬼怒川温泉の魅力の一つです。

 

 

鬼怒楯岩大吊橋
名勝楯岩近くの歩道専用吊橋で、平成21年に完成した新しい橋です。橋上からは、40m下の大岩を縫って流れる鬼怒川の急流と緑の山々を眺めることができます。対岸に渡って遊歩道を進めば名勝楯岩に行くことが出来ます。100mを越える高さにある楯岩展望台からは、眼下には温泉街、遠くには高原山系の美しい山並みが一望でき、大パノラマが満喫できます。

鬼怒川温泉への交通アクセス

鬼怒川温泉への行き方 車を利用する場合

 

自家用車で行く場合
東北自動車道宇都宮ICから 日光宇都宮IC経由 国道121号線
東北自動車道矢板ICから 国道461号線経由 国道121号線

 

 

鬼怒川温泉への行き方 電車&バス・タクシー利用の場合

 

電車でのアクセス
東武鉄道 東武下今市駅経由 東武鬼怒川温泉駅で下車
※特急なら東武浅草駅から約2時間で東武鬼怒川温泉駅に到着します。
※JR今市駅から東武下今市駅まではタクシーで5分

鬼怒川温泉歳時記 イベントカレンダー1月~6月

1月 下旬/春節祭(鬼怒川温泉駅前に中華風の飾りつけを施し、旧正月を祝うお祭)

 

2月 上旬/鬼怒川温泉鬼まつり(鬼怒川温泉の節分祭です。鬼怒川温泉駅前広場にて)
2月 2月~3月/きぬ姫まつり(鬼怒川・川治温泉郷の各所で、様々なお雛様を展示致します)
2月 2月~3月/ミュージックシンフォニー(鬼怒川・川治温泉の参加ホテル・旅館での和洋楽器の演奏会)

 

4月 中旬~5月中旬/春一番 風街道(約15,000本のかざぐるまで鬼怒川温泉街を彩ります)

 

5月 上旬~下旬/山野草展(地元の植物愛好家が育てた約500点の山野草を取り揃えて展示。即売会も開催)

鬼怒川温泉歳時記 イベントカレンダー7月~12月

7月 7月~8月きぬ姫に願愛を・・・(鬼怒川・川治温泉で行う七夕のお祭り)
7月 中旬/夏の雪まつり(真夏の鬼怒川温泉に雪が登場します。鬼怒川温泉駅前広場にて)
7月 下旬/鬼怒川・川治温泉の夏の一大イベント。
    龍王峡の五龍王神社の神事や鬼怒川・川治温泉街での神輿の渡御、各種ステージイベントなど

 

8月 中旬/温泉夏まつり(鬼怒川温泉、川治温泉それぞれの会場で盆踊りを開催)
8月 上旬~中旬/ふれあい橋ビアガーデン

 

9月 下旬~10月上旬/月あかり花回廊(幻想的なあかり イルミネーション)

 

12月 中旬/ゆず湯風呂キャンペーン(冬至・湯治にちなみ、鬼怒川・川治温泉郷のお風呂がゆず湯風呂に)